大きめの杯くらいの大きさ
山本安朗さんの展覧会の中ほどに、
山本さんの紹介で、
ガラス作家の瀬沼健太郎さんが来廊されました。
東京在住の瀬沼さんは、
週一回、大阪芸術大学にガラスを教えに来られています。
最初、どこかの山から下りて来られたのか、と思いました。
山男の様だったからです。
でも話していると、その繊細な事。
しかも、熱い作家さんでした。
写真は、花入れです。
本物はとんでもない美しさです。
ガラスの外側に銀箔を貼っていて、
それと、ガラスが反応して金色に輝いているのです。
随分昔、金屏風が月の明かりを受けて、
そこいらを照らしたように、
電気の明かりではない、
ゆっくりとした、ホワアンとした金の明かりの中で花を見たい。
そんな思いで花器を作られているとの事。
来年2月に東京の炎色野で個展をされます。
馳せ参じ、たくさんの作品を見てこようと思っています。
瀬沼さんに花器を見せていただいた途端、
腰が抜けそうになったくらい感動しました。
その日一日のエネルギーは大きな感動でゼロになりました。