足柄山に住む南蛮焼き締めの山本安朗さんの個展の折
二度添花をしていただいた。
ドアの陰からずっと見てた。
田中美智甫先生のキビキビとした動き、お弟子さんたちの真剣な眼差し。
私は見惚れた。
桜の庄兵衛さんでされた立派な展覧会。
お誘いいただいて参加した「花手前」
2018年正月
そこで教えていただいた花の心得。
嵯峨御流の初伝にある言葉。
「彼の木を移し、この枝を伐り立て〵は、
神に奉り生けては仏に供え、はた人をも娯めみづからも楽むはこれ愛での餘りの清き至情とやいはまし。」
(花を生けるとは、まずは神仏に供え、人々の為に生け、それをみて喜んでいる姿を
喜ぶ事)
なるほど。何て素晴らしい精神。
私も数十年前にいただいているが、全く覚えていない、というより心に留める事もしなかった。
そして先生はいつも
「私はただただ生けていたら幸せ。」と言われる。
嵯峨御流をとことん愛し、極め、しかしながら自由な心で生けられる。
私は、先生の生けていらっしゃる様を皆様に見ていただきたくなった。
「生けあがってから見てもらうものだ。」と何度も言われたが
押し切った。
3月30日 土曜日 正午から始まります。
どの段階が良いかわかりません。
背伸びをしてもらわないといけないかもです。そうなったら嬉しいな。
奥の部屋には、お茶やお酒や乾きものを用意しておきます。紙コップです。
ご自由に上がってください。
そして又ギャラリーに戻ってきてください。
2日目、3日目はほとんどできている花を見てください。
でも美智甫先生のこときっと・・・。