2018/06/06

韓国への旅パートⅡ。古い刺繍とポジャギ。


ずっと前から古いポジャギがみたかった。
その事を金先生にも話していたので、
ソウルの博物館へ連れて行って下さった。
この女性の祖先が大切にしていたものを守っている。
ここは、李朝の頃の家具、高麗時代の器。
素晴らしい品物がある。
まだまだあるそうだ。
ただ、これを維持する事、次に伝えて行く事が難しい、
と嘆いておられたそう。
ぼやーとなら写真オーケー。

そして最終日。
空港に行くまでの時間、早過ぎて市場もデパートもまだ開かない。
ホテルの案内から見つけた刺繍博物館、染色博物館に
「連れてってください。」とお願い。

真ん中が刺繍博物館のオーナー
高麗ニンジンがこの辺りの名産と鍋で人参茶を炊いてくださった。
金先生の心のこもった優しい言葉のおかげで
地下の倉庫と工房も見せていただいた。
今は表装の仕事をされている。
やはり先祖代々からの大切に品を引き継いでいる。






和刺繍や、フランス刺繍のような繊細さは少ないかもしれない。
ただ、この柔らかい少々稚拙な線、浮かび上がってくる色、
心打たれた、なんて言葉で片付けられない。

次に行った染色博物館。
奇遇にも金先生の知り合いだった。
御殿のような建物
金先生の隣がオーナー。
東京芸術大学に留学後、
韓国の大学で教授をされた後、博物館を設立。
1階にはご自分で糸を染めて織られた作品がたくさん並んでいた。
「2階は?」と訊ねると
「ああ、古いポジャギだけ。」
「エエエエーッ!」
びっくり。
駆け上がった2階の入り口にぶら下がっていたのは
金星洙  SungSoo  Kim キムソンスー
コンテンポラリー モグーがあった。
「金星洙―人に会う―」
2015年1月にギャラリー佑英で個展をしました。
見たらわかる。これ凄い事。

広い部屋に入ったら一面に古いポジャギ。
昂奮した。
撮影自由。
やはり祖先から受け継がれたのだろう。
今後、どのように繋げて行かれるのだろう。




















本に出てくるのばっかり。
もちろん、民芸なのだから、同じようなものは各地にいっぱいあるだろう。
古くから守られてきたものの多くは民芸。
ポシャギ、ポシャギにおかれた刺繍。
甕も、ひょうきんな顔の面も。
悲しい歴史の裏打ちがそこにはある。
佑英でいつか展覧会をしたい。