瀬戸大橋
前日の写真の湾岸線とは迫力が違う。
こんなことってあるんですね。
妹の夫の里は四国の高知四万十市。
お盆に妹夫婦と、その長男とフィアンセ。
長女の夫と、子供達3人。
それから、妹の夫の弟ファミリーが全員、両親の住む四万十市の家に集合。
病気をされて自宅療養をされていたというものの、電動車椅子であちこちを散歩されていた、お父さんが、
息子2人のそれぞれの家族が全員が集合して喜ばれ、皆で食事をされて、お風呂にも入られて、寝室に行かれてから数時間後の午前3時に急死された。
ご自分の妻。長男夫婦、孫二人、ひ孫三人。次男夫婦、孫達。
総勢15人が集まったところで亡くなられたのである。
そこにいた人達は、どれくらいびっくりしただろう。
それに全員、バケーションのつもり。
特に、遠いところに住む妹たちは、着るものも大変だったようだ。
連絡を受けたゆうえいは、急遽、里の両親と共に、高知県四万十市の足摺岬まで行ってきた。
なにしろお盆の真っただ中、渋滞を心配しながら出発。
行きはたいした渋滞にも合わずに順調といえる旅。
若い頃に、郷里から出てきて、今は、ゆうえいの両親と暮らしている妹の夫は長男。
妹夫婦は、慣れないところできっと心細い思いをしているに違いない。
こんな時こそ、ゆうえいが
「スワッ!参上」して応援をしようと強く思った。
これは、正真正銘本当である。
しかし、瀬戸大橋の与島で少々遊びすぎた。
それからしばらく走り、
今度は、家人が
「トイレ!」
南国というパーキングで又少々遊びすぎた。
お通夜までに着かないと、と、ひた走る。
しかし、ゆうえいが
「今、何か美味しそうな羊羹屋さんがあった。」と叫んだものだから、車はUターン。
家人は羊羹に目が無い。
一番好きなのは、虎屋の「夜の梅」
これの小さいのを常備しているくらいだ。
「鼻が利く。」というのは、こういうことをいうのだろう。
「よしだやようかん」という屋号の小さいけれど古い創りの一軒家。
パーキングがあったので、駐車して飛び込むと、
「よしだやようかん」ではなく隣の
名前がわからない、ケーキとタパスの店だった。
そこから
「よしだやようかん」に抜けられると思ったが抜けられない。
「車を置いて隣へ行こう。」と言ったゆうえいの言葉に
「それは失礼すぎる。何か一つでも買わせてもらおう。」と、こういうところは真面目な家人の言葉に、ゆうえいは、
「わかった。ここは、私が買うから、貴方は羊羹へ行って。」
ということで、入ったお店が下の写真。
「どないですか。」
素敵でしょう。
フレンチのシェフをしていた彼が1週間前にオープンしたというお店。
全部買いたいところだが、レモンと、バナナとチョコレートの2種類のパウンドケーキを買う。
計り売り。
ドシッとしていて本当に美味しかった。
そんじょそこらのよりよっぽどおいしい。
成功してくれることを心から祈ります。
隣の羊羹屋
「よしだやようかん」も大ヒット。
なんとか、お通夜に間に合いました。
その日の夜は、そこの家で泊めていただく。
そして、妹から凄い情報が。
「文旦の木にかぼちゃがなってるねん。」
「エー!」
次の日の朝
紐でぶらさげているのではありません。
家の屋根よりも大きい文旦の木にかぼちゃが蔓をはわせていた。
静かで心のこもったお葬式に参列。
帰り道、
もちろん、その途中でも、美味しいものを食べ、
「ここは、妹に教えてあげなければ。」というお店も開拓。
途中、とんでもない睡魔に襲われた家人を激励しながら、10時間余りをかけて無事にもどってまいりました。