以下
宮崎さんからのメール。
大人組編集部の宮崎です。
いつも大変お世話になっております。
今回、東日本で発生した大地震復興のため私たちにも何ができることがあるはずです。
以下のようなメールが届いております。
ぜひ、ご一読いただきましてご賛同、ご協力いただけますと幸いです。
また、お知り合いの皆様にも転送してください。
なにとぞ宜しくお願い申し上げます。
----- Original Message -----
From: 杉山 武毅
To: gallerynews@tantotempo.jp
Sent: Saturday, March 12, 2011 9:36 AM
Subject: [gallerynews:00016] FromKobe/GalleryTANTOTEMPO/特別号
GalleryTANTOTEMPOギャラリーニュース特別号/2011年3月12日配信
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おはようございます。神戸・栄町通のGallery TANTOTEMPO杉山です。
東北関東大震災の災害のニュースが世界中を駆け巡っています。被害に遭われた皆さまにはこころよりお悔やみを申し上げますとともに、被災地の復興、被災者の皆さまの一日でも早いご回復を切に願うものであります。
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写真家、ギャラリー、アートの担い手の皆さま、アート・写真ファンの皆さま
宮城県沖で昨日発生した大震災は、全体像が未だ十分に明らかにならないまま、未曾有の大災害に発展する可能性があり、また福島原発の事態もとても心配な状況が続いています。皆さまの中にも、ご自身や関係者の方が被害に遭われた方もおられるのではないかと思います。そのような落ち着かない状況でのお知らせに戸惑われる方もいらっしゃるかもしれません。大変申し訳ありません。阪神淡路大震災を被災地の中心部の大学病院で経験した身の上からすれば、当時の壮絶な状況を思い出すにつれいたたまれない気持ちでいっぱいです。ひとはいかに巨大な災害の前に無力かと感じずにはいられない一方で、人々が助け合い少しずつ復興を果たした神戸のように、現在の被災地も力強く立ち上がる日が必ずくると信じています。そのために、僕たちができることが何かないか、ずっと報道を見ながら考えて参りました。
そこで、アートに関連する私たちがある種の枠組みを形成して、アーティストからデッドストック写真や作品をご提供いただき、¥3,000-10,000程度で販売し、全額を被災地に送るという社会活動クラブを運用できないかと考えています。これらはもちろん収益を生むものとしては運用しませんが、枠組みとロゴ、期限などを設定し、アートの社会参加の大きな実験にもなりますし、作品を購入してもらってお金を提供していただくというアイデアはアートの底力を示すものとしてとても重要な役割を担うと確信しています。
すでに同じようなお考えをお持ちの方もいらっしゃると思いますし、過去にも様々な例があると思います。誰が言い出したかなどはこの際関係なく、できるだけ早く枠組みを立ち上げて、皆が少しずつ参加することでぜひ大きなうねりに構造できればより大きな成果が見込めると思います。支援する気持ちが同じなのであれば、ぜひ合流しましょう。皆さんのお持ちのアイデアがよりよければ、僕も仲間に入れてください。各所で局地的に行うより、全体で構造に参加しながら波状的に広げられないかと考えており、その中心的な役割をともに担っていただける方を募りたいと思います。
1.関西は被害がほとんどないので、関西のギャラリーを中心に関東のギャラリーと連絡を取りながら枠組みの全体像を構成する
2.早急に被災地支援表明を行い、アート界全体への参加を呼びかける
3.アーティストは作品で、ギャラリーはその販売、送金業務で活動に参加する
4.クラブは出入り自由、しかしイベントは登録制(便乗する団体を制限するため)、またイベントは作家や作品の種類、数、時期によってそれぞれのギャラリーが独自に構成可能
5.ただし、この枠組み参加イベントは、別途デザインするロゴを使用し、枠組みに参加していることを明記
6.商用展示作品とこの枠組み提供作品とを明示・区別することで併存を可能とし、収益もそれに応じて分配
7.ひとまずわかりやすくSocio Arts Clubという名を与えています。ロゴデザインをやってくれるアーティストも欲しいところです
8.独自ドメインにてのWebSite構築は僕が契約、管理してもかまいません
9.支援の方法は災害義援金と被災地のアートインフラの保全などがあると思います
10.500-2000万/年程度の支援を目指す
以上、とりとめがありませんが、皆さんのご意見をいただければ幸いです。また、どうかこの意見にご賛同いただけるのであれば、お知り合いのアーティスト、ギャラリーの関係者の皆さん、アートの担い手の皆さんにこのメールをご転送いただき、ご意見やご参加を募っていただきますようお願いいたします。ご連絡は下記アドレスまでいただければ幸いです。まとまることが非常に重要だと思っています。
info@tantotempo.jp
最後に、被災された皆さまには大変なご苦労があると思います。どうぞしっかりと手に手を携えてともにこの苦難を乗り超えられますよう神戸の地からこころよりお祈りしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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Gallery TANTO TEMPO
杉山武毅
〒650-0023
神戸市中央区栄町通2-1-3
謙昌ビル3F
078-393-0810
g_news@tantotempo.jp
http://tantotempo.jp/
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ゆうえいは、昨日より、胸が痛く、可哀そうやら、恐ろしいやら、涙は出るものの、仕事も手につきません。
そこへ、このメールが来ました。
何はともあれ、何かしようとされているGallery TANTO TEMPOさんに目を覚まされました。
これから先、どんな展開になるのかもわかりません。
深い考えもしていませんが、
そんなことをしている時間はありません。
このメールが届くまでは、阪神大震災を経験したにも関わらず、静かに見守ることだけにしようと思っておりましたことが恥ずかしい限りです。
これを読んでくださった方、ご意見をお待ちいたします。
コメント欄はありませんが、メールは届きます。
どうぞよろしくお願いいたします。
ギャラリー佑英 大森俊子
t-omori@gallery-yuei.com