素材 ペット樹脂
素敵なご婦人を飾ることになりました。
今回のテーマに合わせて作品は海藻、珊瑚をモチーフにしたものが多いです。
菊地ルイさんが、よく使うペット。
この展覧会前まではペットボトルを利用していましたが、今回のは、ペット樹脂。
切り紙を作り、パソコンでデザイン。
これをレーザー加工しています。
この加工をしてくれるところがなく随分探したそうです。
東大阪で1軒、社長自身が物づくりをする人というところが見つかりました。
切ったクズがついてしまうという難点が出てきたときも、その人は、試行錯誤をしてくれたそうです。
幕を張ったり素材を替えたらとアドバイスをくれたり。
ちょっと触っただけでも細かいところが全部折れてしまうということもあったそうです。
ルイちゃんと加工してくれる人の間で何度も話し合って、今回の作品が完成。
やっと加工してもらった、それに着色する際に、溶けてしまったものもあります。
ペット樹脂 ペンダント
全てに刻印
こういう作家の苦労話は本当は必要はないのかも知れません。
でも、ゆうえいはギャラリーを始める時に思いました。
本当は、何でも作家からお客様が直接買うにこしたことはないけれど、
これはいろんな面で問題がある。
せめて、一人だけ(ゆうえい)、間に入って紹介したい。
これを作った人は、
こんな所で、こういうことを思いながら作っている。ということをお伝えしたい。
又、逆に見てくださったお客様の反応はこうだったよ。ということを作家に伝えたい。
せっかくギャラリーをしているのだから。
どんなものもそうかもしれませんが、
サラッと出来ている物なのに、インパクトが強い。みたいな作品には、作家の思い、というものが多大に影響していると思います。
こんな見方もしてあげてぇ、と思います。
菊地ルイの事、これが作りたいとなると、かかる経費のことなんか度外視。
とことん作りたい物を作ります。
どうか、これから先もずっとそんな取り組み方をして欲しい。
これは消費者側のエゴかもしれませんが。
大変ハイレベルのコーディネイトをしてくれたyuriさんです。